2003 年 7 月 24 日 (木) 04:14:55【1】 ありがたき さん
都道府県名とナンバープレートから引用させていただきました
参考までに。愛媛ナンバーが使用されたのは昭和30年10月からで、
そのときから愛媛独特の崩した書体が使われています。その理由ですが、
どうやら当時の担当者が『愛知ナンバー(表記は「愛」)と混同しないようにする』
『動いている状態で愛媛と読みやすいように』の2つの観点で配慮したみたいですね。
それがそのまま定着して現在に至るのでしょう。
その当時の担当者はおそらく一生懸命考えたんでしょうね。
その後、昭和40年3月に三河自動車検査登録事務所(豊橋開設時に「西三河」に改称が)が開設されて
「愛」ナンバーが廃止されて「名古屋」ナンバーと「三河」ナンバーになったため、
現在ではなくなっていますから書体を区別する必要も無く、
読みやすい書体にするのもまぁ当然の流れでしょうか。
都道府県の観点からナンバープレートを見つめてみますと、こんなネタが。
運輸支局(元の陸運支局)の名称は北海道を除き都府県名と同じです(北海道の場合、
北海道運輸局の中に7つの支局が設置されているため、
「北海道運輸支局」というものがそもそも存在しません)。
支局を表示する名称のうち、
都府県名を名乗るナンバーが現在払い出されていないところは以下の通りです。
運輸支局名 消滅ナンバー 現ナンバー 経緯
東京 表示なし、東 品川 S37.2.15、足立、練馬、多摩と4分割
神奈川 神 横浜 S39.10.22、相模と分割
埼玉 埼、埼玉 大宮 S50.3.20、熊谷と分割
茨城 茨、茨城 水戸 S53.4.17、土浦と分割
栃木 栃、栃木 宇都宮 H11.11.15、佐野(とちぎナンバー)と分割
愛知 愛 名古屋 S40.3.1、三河(現西三河登録所)と分割
兵庫 兵 神戸 S39.10.22、姫路と分割
※北海道支局はないのですが、昭和26年までは
「北」ナンバーは北海道ナンバーの意味でした
(その後北見支局の「北」ナンバー)。
もっとも、現在の様式とほぼ同じになったのは昭和30年のことですが。
分割があった場合は都市名を表示することになったため(品川と大宮は例外)、
上記のようなことが起こりました。分割してもなお、
府県名と県庁所在地市名が同一の場合は残りますね(大阪や広島など)。
逆に宮城や石川などのように県内1管轄(支局のみの設置)
なために府県名と県庁所在地市名が異なっているものの府県名で残っているものもあります。
栃木については比較的最近の分割のため、
既に払い出しのなくなった「栃木」ナンバーもかなり見られます。
群馬や宮城あたりは登録台数が100万台を超えていて、
そろそろ自動車検査登録事務所が設置されても良さそうな感じがありますよね。
そうすると、経験則で言えば支局のナンバーが「前橋」「仙台」になる訳ですね。
2003年、当時はご当地ナンバーの発想は無かったみたいですね。